~「つ・な・が・り」をつくる~

福祉教育「総合的な学習」への協力

小中学校の「総合的な学習」への取り組みの中で「福祉」をテーマに様々な体験学習に取り組む学校が増えてきています。担当の先生からもどのようなことに取り組んだらよいかなど、様々なご相談を受ける機会が多くなってきました。本会では、各学校からの依頼に応じ、地域のボランティア団体等の協力による福祉体験学習を実施しています。


体験学習の一例

車いす当事者の講話、車いす体験

車いす当事者の方の講話や交流、車いすの使い方、移動の体験等。
学校内に限らず、学校外に出て体験を行ったりもします。

視覚障がい者の講話、アイマスク体験

視覚障がい者の方の講話や交流、ガイドの体験等。
視覚障がい者の方の生活のお話を聞くことや、実際に質問したりして交流します。

地域の高齢者の方との交流、高齢者疑似体験

  • 交流を通して、高齢者の方の生活や思いを知ったり、遊びやおしゃべりを通して、双方向に学び合います。
  • 高齢者疑似体験セットによる身体機能低下の体験。ゴーグル、サポーター、錘入りのベスト等を着用することで、高齢者の方の体の感覚を体験します。

点字体験

視覚障がい者の方への情報収集手段の一つとしての点字を体験。
点字が打ってあるものに触れることや、点字を打つ体験を行います。

手話体験

聴覚障がい者の方とのコミュニケーション手段の一つとしての手話を体験。
あいさつ等の簡単な手話について学ぶことや、学びの体験を通して聴覚障がい者の方と交流したりします。

要約筆記体験

聴覚障がい者の方とのコミュニケーション手段の一つとして要約筆記を体験。
話し手の話の内容をつかんで要約し、それをOHP(オーバーヘッドプロジェクター)、OHC(オーバーヘッドカメラ)、ノートを利用して、相手に伝える体験を行います。

※上記に示したものは、福祉学習の一部です。
 “福祉学習”といっても、内容は様々…
 例えば…
・授業の1つとして、日常生活において、点字が使われている物や場所を探してみたり…
・学区にある高齢者施設等において、遊びやお喋りを通して高齢者の方と交流したり…
・PTAの方と協力して、親子参観の際に親子で車いす体験を行ったり…
…など、やり方は千差万別であり、様々です!!


●社会福祉協議会は、総合的な学習への協力は、「福祉」、「ボランティア」への関心を持っていただくきっかけになればと思い実施しています。
先生方には、子どもたちが何かを感じていただけるよう、今、行っている授業にプラスして福祉の視点を加えたり、学校内の体験だけにとどまらず、体験をきっかけとして視線を地域に向けたり等、一歩踏み込んだ取り組みを期待しています。

また、お困りの際には気軽に社会福祉協議会までお電話ください。

学校だけに限らず地域団体や企業の方等からのご相談も受け付けています。お気軽にご相談下さい!